【サロンチェーン経営を科学する その3】

《改善、改革は現状を否定することから生まれる》

「カットルームカラープラス」という新フォーマット店をこの春、横浜にオープンさせました。

正確に言えばリニューアルオープンです。

 

 

 

 

 

 

 

カットルームのFC説明会に参加した方がFC契約せず、オリジナルの店をオープンしたところ大苦戦、

藁(わら)にもすがる思いでカットルームに相談に駆け込んできたので既存店舗のフォーマット転換を提案。

すでに初期投資をしたあとで多くのお金をかけることは出来ません

そこで高濃度炭酸泉装置と店頭の告知シート、そしてのぼり旗を用意させただけの簡単なリニューアルですまし、

カットルームのヘアカラーのメニュー構成と材料だけを導入するライセンスパッケージです。

他のメニューは構成も価格もそのまま。

カットルームのコンセプトである「カットも上手いヘアカラー専門店」に舵を切らせたのです。

効果はてきめん、予想していた通りそれまで窮していた集客が大幅に改善され低迷から脱しています。

ここからは営業推移を観察しながらちょうど良いタイミングで、全面的にカットルームのフランチャイズパッケージのFAST STYLEに転身していきます。

人力車から自転車へ、そしてバイクへ、車へ。

時流にあった乗り物に乗り換えることを経営戦略と言います。

言うなれば、サービスメニューの基本方針のことです。

「だれに」「なにを」「どのような場所で」「いくらで」「どのようにして」

カットルームはカット専門店からがスタートです。

私が事業を立ち上げた当時は、このクイックカットが急拡大していた時代であり、それこそこのトレードオフされたシンプルなオペレーションのクイックカットは私の起業のきかっけとなったのです。

私は流通の出身であり、起業の目的は1店舗の繁盛店を作ることではなくチェーンストア事業として大成することでした。

そのため投資対効果がある「乗り物」を探していたのです。

それは今でも同じです。

カットルームは今日に至るまで3回のフォーマット(乗り物)の転換を果たしています。

スタートラインは先に述べたようにクイックカットというフォーマットです。

クイックカットは、その時代において旧態依然とした理容室のビジネスモデルを打ち砕くに値する生産性の高い乗り物でありました。

技術を手にした人を中途採用すれば少額資本で誰もが出来ました。

しかし現実、やってみてわかったことは、単品メニューの限界。

とてつもない理容師の求人採用への苦労です。

そしてその問題は、時間が経過しても解決されるものではなく、むしろ理容師の高年齢化や成り手の減少によって、このフォーマットの限界に気付いたのです。

そこで新たな乗り物に切り替えました。

それがカットルームカラーです。

 

 

 

 

クイックカットの展開を継承しつつカラーというカテゴリーを取り入れた新たなフォーマットです。

白髪染めをメインにしたカラーを採用したことで対象客の幅を広げると共に美容に転換しました。

「カラーもできるクイックカット」というストアコンセプトです。

このときカットルームが導入したのがセルフスタイリングというトレードオフです。

当時はネットで調べてもこのセルフブローという言葉すらありませんでした。

お客さまの立場で大衆価格を実現するために、あえてブローをカットする。

まさにトレードオフの実践です。

どこの美容室でも仕上げまで完全にこなしている仕上げという行程をあえてお客さま自身に託す。

一つの冒険でしたが魅力的な価格によって、セルフスタイリングというお客さまにしいる手間は抵抗無く受け入れられました。

このセルフスタイリングがあればこそ、お客さまの望む価格を実現出来たと思っています。

そして今「カットの上手い、カラー専門店」という三度目のフォーマットへの転換を進めています。

従来のカットルームカラーの「髪を切る、髪を染める」という機能的なフォーマットを進化させ「美しくありたい」というお客さまの思いに着目した品質重視、高付加価値 ポピュラー価格サービスフォーマットへの転身です。

従来のカットルームカラーとの違いは、カラー専門店としての品揃えの幅と深さを追求し、高品質なカラーメニューのバリエーションを増やすと共に本格的なトリートメントをメニューに加えたことです。

カラー専門店は、今後どうあるべきかを私なりに考えた今の答え。

私は単に“安く白髪を染める”をカラー専門店と思っていません。

これはお客さまの手間を代行するだけのものであり美容サロンでのヘアカラーの付加価値を提供しているものではないからです。

極端なことを言えば、こうした展開は家族や友達に染めてもらうのと違いはないのではないでしょうか。

お客さまが美容室を利用する想いの根底にはプロの手によって美しくなりたいという願望があります。

“プロならでは”があってこそカラーの専門店としての体をなすのです。

そのための「カット上手いカラー専門店というコンセプトを元に“プロならでは”の見識と技術を駆使したメニュー構成を組み立てました。

カラーのメニューは、昨今のカラーオンリー店の部分染め、リタッチ、全体染めだけでなく、

お客さまの希望に沿って染上げる3種のカラー、さらにより美しい仕上りを提供するためのシステムトリートメント

どれもプロとして材料を吟味し、その効果を最大限に引き上げるために新テクニック(手もみ)を併せて採用しました。

これがカットルームの第3のフォーマットです。

 

 

 

 

 

 

変化する流れに対応する術は、自らの変化です。

カットルームは時流に合わせてこのように3度の転身を遂げたのです。

このフォーマット転換を経営技術の角度で捉えてみると、
①サービスの売価
②サービスの品質
③サービスメニュー数
④サービスの演出
⑤サービスの分類
⑥それを入れる店舗の面積
⑦その店舗の立地
⑧サービスを提供するスタッフの能力

時流を捉えたコンセプトに照らし合わせ、それぞれを分けて考えます。

特に既存事業の売上高の伸び悩みや将来性を危惧した場合、この8点を改めて見直していくことが科学ということです。

効果的な販売促進や広告展開、接客応対の改善なども大切ですが根本を改善・改革しなければ、時流に乗り遅れ、どこかで行き詰まってしまいます。

行き詰まらないためにも常に根本的な改善・改革に取り組んで行かなければならないのです。

改善や改革は、現状肯定から生まれません。

現状否定こそ、改善と改革のための手順です。

そしてその現状否定はより根本的なものからの背反という角度で検討されなければならないものです。

極限すれば、改善や改革に役立たないものは、原理でもなく原則でもないのです。

さらに、結果としての評価メジャー(経営数値)をよりよく変化させるものでなければ、経験法則は理論ではありません。

経営は感性ではなく科学です。

 

 

しっかりとした理論、理屈が存在するモノです。

そして一度立ち上げたら永続的に発展させていくことが使命です。

近い将来、あなたの店の周りにも多くのチェーンサロンが出店してくることでしょう。

彼らはビジネスを科学として捉え客観的なデータを元に事業拡大に手を尽くします。

そうした競合に立ち向うためには、あなた自身も経営を科学する術を身につけていくことです。

私が立ち上げるC.M.B.S(カットルーム ビジネスメソッド シェアリング)は、

私の学んで来たチェーンストア理論とカットルームで培ってきた践ノウハウやスケールメリットを活用し、

参加する方々のビジネススキルを高め、自店舗の経営数字を向上していくためのモノです。

時代が・・景気が・・と問題を他責にするのではなく勇気を持って変化に挑む。

C.B.M.Sに参加し、もう一度ビジネスのあり方を学びませんか。

C.B.M.S実践研究会についてのご質問、詳細につきましてはメッセンジャーにてお問い合わせ下さい。

あなたもカットルームカラーのオーナーになりませんか? カットルーム本部がサポートしますから安心! あなたの挑戦をお待ちしております。